エレキギターを楽しむためには、アンプ選びが重要です。
ご自身に合ったアンプを選ばないと、せっかくのエレキギターの音が十分に活かせず、演奏のモチベーションが下がってしまうこともあるかもしれません。
特に初心者の方は、どのアンプを選ぶべきか迷ってしまうことが多いでしょう。
市場には初心者さんが手軽に使えるモデルから、中級者・上級者さんも満足できる高品質なものまで、多くの種類が販売されています。
しかし、アンプ選びでよくある失敗例として、

見た目や価格だけで選んでしまい、音が自分のスタイルに合わなかった

機能が多すぎて使いこなせなかった
という点が挙げられます。
特に価格だけで選んでしまうと後悔する可能性が高いかもしれません。
音質以前にガリやノイズがひどいものもありますしね…。
そこでこの記事では、おすすめのエレキギターアンプを厳選して5つ紹介します。
それぞれの特徴やメリット・デメリットも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

エレキギターアンプの選び方
エレキギターアンプを選ぶ際には、いくつかのポイントを押さえておくと失敗しないかもしれません。
ご自身の演奏スタイルや用途に合ったアンプを選ぶことが、上達の近道にもなります。
用途に応じた出力を選ぶ
エレキギターアンプには、小型の練習用からライブやレコーディング用の大型モデルまでさまざまなタイプがあります。
自宅練習なら10W〜15W程度のアンプで十分です。
ライブ演奏を想定するなら、30W以上の出力を持つものを選ぶとよいでしょう。
また、スタジオ録音用には、真空管アンプやモデリングアンプも検討してみてください。
しかし、あまりに大きすぎると自宅練習用には適さないかもしれません。
スタジオを利用すればアンプはありますのでわざわざご自身で購入する必要はないと思います。
サウンドの好みに合ったモデルを選ぶ
アンプごとに音の特性が異なります。
クリーントーンを重視するならフェンダーが最適で、その透き通るような音色はブルースやジャズ、ポップスの演奏に適しています。
逆に、歪みの強いロックサウンドを求めるなら、マーシャルやBOSSのアンプがぴったりです。
マーシャルは力強いオーバードライブサウンドが特徴で、ハードロックやクラシックロックとの相性が抜群です。
一方、BOSSのアンプは多彩な歪みを作り出せるため、モダンロックやオルタナティブロックにも向いています。
また、モデリングアンプなら、1台で複数のアンプサウンドを再現できるため、ジャンルを問わず幅広い音楽スタイルに対応できます。
例えば、ジャズ、ファンク、メタル、ポップスなど、異なるジャンルの音色を試したい人には最適な選択肢です。
エフェクト機能の有無を確認する
リバーブやディレイなどのエフェクトが内蔵されていると、追加でエフェクターを購入しなくても多彩なサウンドを作ることができます。
たとえば、リバーブはジャズやブルースなどの空間的な広がりを求める演奏に適しています。
一方で、ディレイはロックやアンビエント系の音楽に欠かせないエフェクトです。
ご自身の演奏スタイルに合った機能が搭載されているかチェックしましょう。
特に、自宅練習用として使う場合は、内蔵エフェクトが豊富な方が便利かもしれません。
別途購入する必要がなくなりますからね。
また、オーバードライブやディストーションが搭載されていると、ハードロックやメタルなどの激しいサウンドを求めるプレイヤーにも適しているでしょう。
ポータビリティと接続性を考慮する
最近では、BluetoothやUSB接続が可能なアンプも増えてきています。
Bluetooth対応モデルなら、スマートフォンやタブレットから音楽をワイヤレスで再生し、それに合わせて演奏することができます。
USB接続が可能なモデルでは、PCと直接接続してDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)で録音したり、専用ソフトウェアを使って音作りを細かく調整したりすることができます。
自宅での宅録や、SNSなどでの演奏配信を考えている人にとっては、いいかもしれません。
また、軽量で持ち運びしやすいモデルは、外出先や友人とのセッションにも活躍します。
電池駆動が可能なものを選べば、アウトドアやストリートパフォーマンスにも最適です。

おすすめのエレキギターアンプ5選
さて、ここからが本題です。
エレキギターアンプを選ぶ際には、音質、機能性、価格、携帯性などさまざまな要素を考慮する必要があります。
今回選んだ5つのアンプは、それぞれ異なる特徴を持ち、初心者から上級者まで幅広いニーズに対応できるモデルです。
自宅練習用としての使いやすさや、演奏スタイルに応じたサウンドの特徴を基準に厳選しました。
YAMAHA THR10II

YAMAHAのTHR10IIは、デスクトップ型のモデリングアンプで、Bluetooth接続にも対応しているモデルです。
コンパクトながら15種類のアンプモデルとエフェクトを搭載しており、多彩な音作りが可能です。
自宅練習用として非常に優れた選択肢であり、手軽に持ち運びができる点も魅力の一つです。
さらに、専用アプリと連携することで、スマートフォンやタブレットを使ったサウンド調整が可能です。
これにより、好みの音色を細かくカスタマイズできるので、ジャンルを問わず幅広いスタイルに対応します。
また、USB接続を利用すれば、PCやDAWとの連携もスムーズに行えます。
録音環境を簡単に整えることができるため、練習だけでなく、自宅での音楽制作にも最適なアンプです。

▼商品説明▼
『THR 』シリーズ は、ギターとオーディオを同時に高音質で、かつオーディオソースにギターがミックスされているかのような一体感を実現しながら出力し、既存の練習用アンプにはないサウンドに高い評価を得て参りました。この度、定評のあるリアルなギターサウンドに関しては、 ヤマハ独自の最先端 モデリング技術「 VCM 」テクノロジーを用い再度モデリングを行い 、よりリアルなアンプサウンドへと昇華させ ました。また、方向性の異なる「 Classic 」「 Boutique 」「 Modern 」3 つのアンプ モードを設け、 きらびやかなクリーンから激しいハイゲインサウンドまでをカバーする計15 種類のギターアンプモデルを搭載し、サウンドバリエーションの幅が広がりました。内臓エフェクトも再度モデリングを行い 、直感的に操作できる高品位なエフェクトを8種類搭載しています。
また、オーディオサウンド については、オーディオ機器での経験を生かし、出音に直結するスピーカー構造を一から見直すことで、より音圧のある低音域の再生が可能となりました。ギターアンプでありながら、オーディオ再生においても低音域から高音域まで音源の持つニュアンスを忠実に再生可能です 。さらに、独自開発による「エクステンデッドステレオ」効果も備えており、本体よりも外側 にスピーカーが存在するかのような広がりある高音質のサウンドを実現しています。
引用:amazon

↑こちらは上位種のTHR30II Wirelessです↑
▼商品説明▼
引用:YAMAHA公式
- VCMテクノロジーを駆使したリアルな真空管アンプの音色&洗練された多様なエフェクトを搭載
- 15種類のギターアンプモデル、3種類のベースアンプモデル、3種類のアコースティックギターサウンド、フラットボイシングが選択可能
- Bluetooth®接続により、ワイヤレスでスマートフォンやタブレットからオーディオ再生やアプリでの外部コントロールが可能
- 別売のYW10TもしくはLine 6 Relay G10T(G10TII)トランスミッターを用意することでワイヤレスギター演奏が可能
- 充電式バッテリーを内蔵し、自由に持ち運んで演奏可能
- ステレオ出力に圧倒的な広がり感を生み出す技術「エクステンデッドステレオ」を搭載
- USBクラスコンプライアント対応により、ドライバーインストール不要でパソコン/スマートデバイスと簡単に接続可能
- レコーディングやステージユースに活用できるLINE OUT出力を装備
- iOS/Android/Win/macOS対応の専用アプリ「THR Remote」と連携でさらに便利に
- 無料Rec’n’Shareアプリを使えば自分の演奏動画を気軽にSNSでシェア可能です。

Marshall MG10

MarshallのMG10は、シンプルな操作性とクラシックなマーシャルサウンドが特徴の10Wアンプです。
クリーンとオーバードライブの2チャンネル仕様で、初心者でも直感的に音作りができます。
コンパクトなサイズながら、迫力のあるサウンドを提供し、自宅練習や小規模なセッションに最適です。
また、マーシャル独自の温かみのあるクリーントーンと、ロック向けの歪みサウンドがバランスよく備わっているため、幅広いジャンルに対応できます。
初心者でも扱いやすく、価格も比較的手頃なため、最初のアンプとしてもおすすめです。

▼商品説明▼
シンプルで入門用として最適な「MG10」
自宅やバックステージでの使用に最適な機種です。「クリーン」と「オーバードライブ(OD)」の 2 チャンネルを 装備し、トーン・コントロールにはシンプルな操作でサウンドのニュアンスを調整できるコンツアー・コントロールを 搭載。厚みのある丸いトーンから迫力の“ドンシャリ・サウンド”まで、お好みのキャラクターのトーンに設定できま す。オーディオトラックに合わせて演奏できる MP3 ライン入力端子と、リアルなギターアンプサウンドを楽しみなが ら、スピーカーから音を出さずに練習できるエミュレーテッド・ヘッドホン出力端子を備えています。引用:amazon

VOX Pathfinder 10

VOX Pathfinder 10は、VOXならではのクリーントーンとウォームなオーバードライブが魅力のアンプです。
特に、VOX特有の煌びやかなクリーントーンは、ジャズやブルースなどのクリーンサウンドを活かしたジャンルに最適です。
また、オーバードライブモードでは、温かみのある歪みが得られ、クラシックロックやオルタナティブロックにも適しています。
デザインもクラシカルで、インテリアにもなじみやすく、見た目にもこだわりたい人にとって嬉しいポイントです。
さらに、軽量でコンパクトな設計のため、自宅練習用としてはもちろん、気軽に持ち運んで使用することもできます。
「パステン」の愛称で親しまれています。

▼商品説明▼
コンパクトながらもラウドなサウンド。Pathfinder 10は、VOXクラシック・アンプの特質をそのままに、コンパクトなサイズにパックした10Wのギター・アンプです。
VOX伝統のルックス、サウンドを継承
その全てがトレード・マークと言えるVOXアンプのオリジナリティ溢れるルックスをパーフェクトに踏襲。“バスケット・ウィーブ・ビニール・レザー”や“VOXダイヤモンド・グリル・クロス”、“チキン・ヘッド・ノブ”等、従来のVOXアンプと同等のパーツを使用。“ゴールド・ビーディング”やネットの周りに施された“ホワイト・パイプ”など細かなディテールも忠実に再現しています。
引用:amazon

Fender Frontman 10G

Fender Frontman 10Gは、フェンダーらしいクリーントーンが魅力のアンプです。
フェンダー特有のクリアで温かみのあるサウンドが特徴で、特にブルースやジャズ、クリーンサウンドを活かした演奏に適しています。
シンプルな構造で初心者でも簡単に扱えます。
また、クリーンとオーバードライブの2チャンネルが用意されており、基本的な音作りを手軽に楽しむことができます。
ヘッドホン端子も搭載されているため、夜間の練習にも最適です。
小型ながらしっかりとした音量があり、自宅での練習用アンプとして非常に優れた選択肢となります。
さらに、AUX入力端子があるため、外部音源を接続してジャムセッションを楽しむことも可能です。
シンプルながら実用的な機能が揃っており、コストパフォーマンスの良いアンプとしても評価されています。

▼商品説明▼
Easy-to-Use Practice Amp
これからエレクトリックギターをはじめる初心者はもちろん、手軽に音を鳴らしたい人にオススメ。小さくて使いやすい10Wの練習用アンプをリーズナブルな価格で手に入れたいのなら、ぜひFrontman 10Gをご利用ください。ゲインコントロールとオーバードライブスイッチで、チューブエミュレートのオーバードライブから力強いディストーションサウンドも楽しめます。もちろんヘッドホンジャックも搭載していますので、自由な時間に気兼ねなく練習に没頭できるでしょう。
引用:Fender

BOSS KATANA-MINI

BOSS KATANA-MINIは、小型ながら本格的なサウンドを楽しめるミニアンプです。
コンパクトながらも高品質な音質を実現し、エレキギター初心者から上級者まで幅広く愛用されています。
特に、クリーン、クランチ、ブラウンの3つのチャンネルを搭載しており、さまざまな音楽ジャンルに対応できるのが魅力です。
また、電池駆動にも対応しており、持ち運びが簡単なため、自宅練習はもちろん、公園や旅行先などの外出先でも手軽に演奏を楽しむことができます。
さらに、AUX入力端子を備えているため、スマートフォンやPCと接続して音源を流しながらの練習も可能です。
シンプルな操作性ながら、しっかりとした音作りができるため、コストパフォーマンスも抜群。手軽に持ち運べて多用途に使えるアンプを探している方におすすめのモデルです。

▼商品説明▼
本格的ロック・アンプのDNAをバッテリー駆動のポータブル・アンプに凝縮
KATANAアンプ・シリーズは、フラッグシップ・モデルWAZA AMPのエッセンスを取り込み、クラスを超えたサウンドや本格的なチューブ・レスポンス、充実したエフェクトでギタリストからの高い評価を集めるロック・アンプです。KATANA-MINIは、その上位クラスの本格的なサウンドをポータブル・サイズに凝縮したバッテリー駆動アンプです。気軽に持ち出せる小型・軽量ボディーとバッテリー駆動の実現により、さまざまなシチュエーションで本格的なロック・サウンドを楽しむことができます。
引用:amazon

まとめ
エレキギターアンプを選ぶ際には、用途やサウンドの好みに合わせて最適なモデルを選ぶことが大切です。
自宅練習用に静かに演奏できるヘッドホン端子付きのものを選ぶのも良いですし、ライブやリハーサルで使うなら出力の大きなモデルが適しています。
また、特に初心者の場合は、シンプルな操作性のモデルを選ぶとよいでしょう。
初心者向けのアンプは、直感的に音作りができるよう設計されており、余計な機能が少ないため、扱いやすくなっています。
対して、より細かい音作りをしたい人には、モデリングアンプやエフェクト内蔵型のハイエンドモデルがおすすめです。
さらに、エレキギターアンプの選び方で見落としがちなのが、デザインや持ち運びのしやすさです。
部屋に置いておくことを考えると、見た目のデザインも重要なポイントになりますし、軽量なモデルなら外へ持ち出すのも簡単になります。
自分のスタイルやライフスタイルに合ったアンプを選ぶことが、長く愛用するためのコツになります。
チェックリスト:エレキギターアンプ選びのポイント
- 用途に合った出力を選ぶ(自宅練習用なら10W〜15W)
- サウンドの好みに合ったブランドを選ぶ(クリーントーンならフェンダー、ロックサウンドならマーシャル)
- エフェクト機能の有無を確認(リバーブやディレイが必要か)
- 接続性をチェック(BluetoothやUSB録音機能が必要か)
- 持ち運びやすさを考慮(軽量モデルや電池駆動対応か)
あなたのギターライフを充実させるために、ぜひお気に入りのアンプを見つけてください。
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