「初心者だからといって、安物で妥協したくない」
——ギター選びにおいて、重要なテーマの一つだと思います。
筆者自身、長年のギター歴の中でいろんな価格帯のギターを触ってきましたが、正直「最初の1本」で選ぶ価格帯によって、その後モチベーションが続くかどうかがかなり変わってくるなと感じています。
この記事では、「安物で妥協はしたくないけど、いきなり高級モデルには手が出ない」という方に向けて、2026年時点で買いやすく、かつ長く付き合えるエレキギターセットを4つ厳選してご紹介します。
どれも実際に楽器店やオンラインで人気のあるモデルばかりなので、「結局どれがいいの?」と迷っている方の判断材料になればうれしいです。
ざっくり比較表
まずは、今回紹介する4モデルの特徴をざっくり比較できる表からどうぞ。気になるモデルがあれば、詳細は各セクションへ。
| モデル | 参考価格 | サウンドの特徴 | 特にこんな人向け |
| YAMAHA PACIFICA611 | 約93,800円 | ハムバッカー×P-90、コイルタップで音作りの幅が広い | 入門機から本格的にステップアップしたい人 |
| Squier Affinity Series | 約59,200円 | シングルコイルらしい、明るくキレのある音 | フェンダーサウンドに憧れつつ予算も抑えたい人 |
| Epiphone Les Paul Custom | 約107,000円 | ハムバッカー×2、太くサスティンの効いた音 | 見た目も音も“特別感”がほしい人 |
| Gio Ibanez GRX70QA | 約51,800円 | HSH構成でロック〜メタルまでパワフルに対応 | 見た目のカッコよさでモチベーションを上げたい人 |
YAMAHA PACIFICA611

YAMAHA PAC600seriesのPACIFICA611です。
YAMAHA PACIFICA611は、「入門モデルを卒業して、ワンランク上のギターが欲しい」という方におすすめの中級者向けエレキギターです。
YAMAHAが誇るPACIFICAシリーズの上位モデルとして、見た目・音・演奏性のすべてをレベルアップ。
本体単体では6〜7万円台で見かけることもありますが、アンプ付きの初心者セットでは9万円前後になることがあります。
しかし、それに見合うだけの高品質と機能を備えています。
初心者モデルにはなかった“音の深み”や“表現の幅”が欲しくなってきた方に、ちょうどいいステップアップギターです。
PACIFICA611の良いところ(メリット)
気をつけたいポイント(デメリット)
こんな方におすすめ
- 初心者モデルからステップアップしたい方
- しっかりした音でライブやレコーディングも楽しみたい方
- 音の幅が広い1本で、いろんなジャンルに挑戦したい方
- 高品質なギターを長く愛用したい方
- セイモア・ダンカンやP-90など、ワンランク上のパーツに興味が出てきた方
YAMAHA PACIFICA611は、「もっと表現できるギターが欲しい」と感じ始めたあなたにぴったりの1本です。
音、見た目、パーツすべてがアップグレードされており、本格的な演奏にも十分対応できるギターです。
※補足:予算を抑えるならPACIFICA112Vも候補に入れてみてください。
Squier Affinity Series

泣く子も黙る世界的ギターメーカーFenderの廉価ブランド、SquierのAffinity Seriesです。
Squier Affinity Seriesは、「フェンダーらしい音や見た目を、もっと手ごろな価格で楽しみたい」という方のために作られた、人気のエントリーモデルです。
Squier(スクワイヤー)はFender(フェンダー)の兄弟ブランドで、初心者から中級者まで広く支持されています。Affinityシリーズはその中でも「価格・品質・見た目」のバランスが非常に良く、初心者の最初の1本として選ばれやすいシリーズです。
Affinity Seriesの良いところ(メリット)
気をつけたいポイント(デメリット)
こんな方におすすめ
- フェンダー系のギターに憧れているけれど、予算を抑えたい方
- 初心者だけど、見た目も音も“ちゃんとしたギター”が欲しい方
- クリーンでキレのある音を中心に楽しみたい方
- シンプルで扱いやすいギターを探している方
- ギターを長く続けたい気持ちがあり、最初から良いものを選びたい方
Squier Affinity Seriesは、「フェンダーらしさ」を気軽に体感できる、まさに理想的な入門モデルです。
音も見た目も満足感が高く、これからギターを始める方にとって、頼れる最初の1本になるはずです。
Epiphone Les Paul Custom

Epiphone Les Paul Customは、重厚感のあるルックスと音で、憧れをカタチにしたようなエレキギターです。
本家Gibsonの高級モデル「Les Paul Custom」を、より手の届きやすい価格で再現したモデルで、「ゴールドパーツ」「バインディング(縁取り)」「ダブルパーフリング」など、見た目の豪華さも抜群です。
見た目も音も“特別感”のある1本。ステージ映えもするので、ギター歴を問わず多くの人から支持されています。
Les Paul Customの良いところ(メリット)
気をつけたいポイント(デメリット)
こんな方におすすめ
- 見た目も音も“特別感”のあるギターが欲しい方
- ロックやバラード、ジャズなどで表現力豊かなサウンドを楽しみたい方
- ゴージャスなルックスに憧れる方(白×金、黒×金など)
- 初心者を卒業して、次の1本にステップアップしたい方
- 本家Gibsonの雰囲気をコスパよく楽しみたい方
Epiphone Les Paul Customは、長く使える1本として十分候補になります。
豪華な見た目と、深みのあるサウンド。最初から「かっこいい」を手に入れたい方にとって、理想的な選択肢です。
Gio Ibanez GRX70QA

こちらは攻めたデザインでおなじみのIbanezより、お手頃シリーズのGio Ibanez GRX70QAです。
Gio Ibanez GRX70QAは、「ロックっぽい見た目とサウンドで、最初からテンション上げていきたい!」という方にぴったりのエントリーモデルです。
Ibanez(アイバニーズ)は、速弾きやテクニカルなプレイに強いブランドとして有名。
そのスタイルを受け継いだこのGRXシリーズは、初心者でもかっこよく弾けることを目指して作られています。
GRX70QAは、その中でも見た目のインパクトが強く、キルトメイプル風のアートグレイントップを採用しており、エントリーモデルながら見た目のインパクトがあります。
GRX70QAの良いところ(メリット)
気をつけたいポイント(デメリット)
こんな方におすすめ
- 見た目のかっこよさでモチベーションを上げたい初心者の方
- ロックやメタル系の音楽をガンガン弾きたい方
- 1本で多彩なジャンルにチャレンジしたい方
- アーム奏法やリードギターにも興味がある方
- 安くて高性能、でもちゃんと“かっこいい”ギターが欲しい方
Gio Ibanez GRX70QAは、「はじめてのギターでもカッコよく決めたい」「音にも見た目にも妥協したくない」そんな方にぴったりのエレキギターです。
テンションの上がるデザインと、パワフルなサウンドで、最初の一歩を気持ちよく踏み出せる1本です。
その他の格安ブランド
ここまで本当におすすめの初心者セットをご紹介しましたが、初心者セットを販売しているギターブランドはまだまだあります。
例えば、
- 格安ギターブランドの王道、Legend
- 格安ギターブランドの雄、Photogenic
- 楽器プレイヤーならだれもが知っているサウンドハウスが手掛けるPLAYTECH
などがあります。
かなり手ごろな価格ですので気になる方はチェックしてみてください。
とりあえずこれだけ揃えとけば大丈夫!
ここまで初心者セットを紹介してきましたが、「結局ギター始めるには何があればいいの?」という疑問にお答えします。
最低限、これだけあればギターを弾き始められるよ!というアイテムをピックアップしました。
弦
まぁ当然ですね。弦がないと音鳴りませんからね。
また、初心者さんは3セットパックの弦をおすすめします。弦を張り替えるときに切ってしまう場合があるからです。
下記でおすすめしている「アニーボール」の弦ですが、世界中のプロからアマチュアまで幅広いプレイヤーから愛され続ける弦の定番ブランドです。
また、「ELIXIR(エリクサー)」の弦は先述のアニーボールより高価ですが、弦の表面に特殊なコーティングが施されており、サビにくくなっています。
「こまめに弦を変えるのが面倒」という方におすすめです。
チューナー
せっかく弦を張ってもチューニングができないと話になりません。
オーソドックスなクリップタイプのチューナーをおすすめします。
安価なものでも高価なものでもチューニング性能は大差ないので、安価なもので十分だと思います。
ちなみに高価なものだとメトロノーム機能が搭載されているものもあるようです。
ギタースタンド
ギタースタンドは持っておいた方がいいと思います。
ハードケースならまだしも、ソフトケースに保管しておくとギターを出し入れする際にボディにキズがついてしまう恐れがあります。
また、せっかく購入したあなたの大切な相棒を倒してしまった日には目も当てられません…
ピック
まぁ持っておいた方がいいでしょう。
初心者さんはどんな形状のピックがいいかわからないことがあると思いますので、複数の形状のピックが入ったものがおすすめです。
上記4つのアイテムがあればギターを弾き始めることができます!
最後に
いかがでしたか?
ここまで4つのモデルを紹介してきましたが、あらためて整理すると、選び方の軸は大きく3つに分かれると思います。
- 音の幅を優先するなら → YAMAHA PACIFICA611(コイルタップで1本何役もこなせます)
- 見た目のインパクトや特別感を優先するなら → Epiphone Les Paul Custom/Gio Ibanez GRX70QA
- フェンダーらしい音や弾きやすさを優先するなら → Squier Affinity Series
どれも“ワンランク上”を意識したモデルなので、極端な失敗にはなりにくいはずです。
最終的には、価格や機能だけでなく、見た目に心が惹かれるかどうかも大事な決め手にしてもらえたらと思います。
長く弾き続けられるかどうかは、性能と同じくらい「愛着が持てるか」にかかっている気がしています。
もっと価格を抑えたモデルが気になる方は、格安エレキギターのメリット・デメリットをまとめた記事もあわせてご覧ください。
👉 格安エレキギターは買っても大丈夫?初心者が知るべきメリット・デメリットまとめ
今回は以上!
ありがとうございました!


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