アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」の影響も過ぎ去り、あいも変わらず賑わっているギター界隈ですが、エレキギターを始めてみたい!という方も少なくないはず。
そんな中、
ギターセットを選ぶときの注意点が知りたい!
ギターセットを買いたいけど後悔したくない!
ギターセット以外で揃えた方がいいものはあるの?
といった悩みはありませんか?
エレキギターは音楽を楽しむ上で魅力的な楽器の一つですが、初めて手にする方にとっては、どのようなセットを選べば良いか悩むことも多いのではないでしょうか。
この記事では、初めてエレキギターを始める方におすすめのギターセットを7選ご紹介します。
ギターセットを選ぶときの注意点や、エレキギターを始めるときに揃えておいた方がいいアイテムについても解説しているので、初めての方でもわかりやすい内容になっています。
また、様々な通販サイトから集めたそれぞれのギターセットの高評価と低評価を比較した結果から、コストパフォーマンスの高いセットを厳選しました。
ぜひ、初めてのエレキギター選びの参考にしてみてください。
▼この記事を読むとわかること▼
- ギターセットを選ぶときの注意点
- エレキギター初心者にオススメのエレキギターセット
- エレキギターを始めるときに揃えておいた方がいいアイテム
あなたのギターライフの一助になれば幸いです。
ギターセットの注意点
結論から言えば、エレキギター本体以外の商品には期待しないでください!
基本的にギターセットは「ギターを始めたい!」という方をターゲットにしています。
ギターを始めたいけど何を揃えたらいいかわからない…
という悩みを持った初心者さんにはとてもありがたい商品です。
しかし、付属している内容物はチープなものがほとんどです。
具体的にエレキギターセットの内容は、
- ギター本体
- ソフトケース
- ギタースタンド
- チューナー
- ストラップ
- カポタスト
- クロス
- ポリッシュ
- ピック
- ピックケース
- 交換用弦
- ストリングワインダー
- シールド
となっています。
初心者セットによっては教本やヘッドホンが付いていることもあります。
内容物の詳細は省きますが、安っぽいものが多いです。
購入してしばらくは使えるかもしれませんが、買い替えの覚悟をしておいた方がいいかもしれません。
また、初心者用エレキギターセットには、謎のミニアンプが付属されていることがあります。
正直、おすすめしません。
手のひらサイズのミニアンプは乾電池で使えて、持ち運びも便利です。
しかし、大半のミニアンプは音質が悪く、低クオリティのものばかりで、エレキギターを練習していくと少し大きいアンプ(10~15W程度の家庭用アンプ)を購入して使わなくなる可能性が高いです。
まぁ、これって僕の感想ですけどね。
この記事でおすすめするエレキギターセットに付属しているアンプは全て10~15Wの家庭用アンプです!
▼特におすすめな3つのアンプ
初心者におすすめのエレキギターセット6選!
ここからはギター歴23年の筆者がおすすめする【初心者におすすめのエレキギターセット6選】です。
初心者の方が安心して使用できるような商品を本気で厳選しました!
参考にしていただければ幸いです。
YAMAHA / ヤマハ
PACIFICA611VFM
毎度おなじみ、YAMAHA PAC600seriesのPACIFICA611VFMです。
こちらはアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」の主人公のキャラクターが使用していることで一躍有名になったモデルです。
しかし、アニメで登場するPACIFICA611VFMは特注のカスタマイズを行ったモデルで、残念ながら販売していないようです…
- ネックが握りやすく、ボディが軽いので弾きやすい。
- ボディの塗装が落ち着いていて渋い。
- 音の鳴りがよく、特にピックアップは極上。
- テンション(弦の張りの強さ)が弱すぎて軟弱。
個人的にはおすすめです!筆者も購入しようか考えています…
▼商品説明▼
ピックアップはフロントに Seymour Duncan社製の SP90-1を、リアには同社製のカバードハムバッキング Custom5を搭載。
シングルコイルながら深みのあるワイドなサウンドが特徴の SP90-1と、適度にブライト感を抑えながら粘りのある独特なハムバッキングサウンドを創出するカバードCustom5のコンビネーションは、従来のPacificaシリーズが持つポテンシャルを遥かに凌ぐ完成度を誇ります。
ボディトップには、杢目の美しいフレイムメイプルを採用。2タイプのシースルーカラーフィニッュは、ステージのライトを浴びたとき、その美しい模様をより際立たせます。
ボディトップと同様、ヘッドストック面にも杢目の美しいフレイムメイプルを採用。クールでスマートなルックスです。
優れた演奏性と精巧なピッチ感で高い評価を得ている「Pacificaシリーズ」のネックシェイプを踏襲しつつ、ナット背面にグロスティンテッドフィニッシュを施しました。
高級感のある外観と適度なグリップ感を併せ持ちます。
PACIFICA112V
こちらは上記のPACIFICA611Vの下位グレードモデル、PACIFICA112Vです。
下位モデルと言えど上位モデルのPACIFICA611Vと同じく、コイルタップ機能が搭載されていて様々な音質が楽しめます。
- カラーバリエーションも豊富。
- ネックが握りやすく、ボディが軽いので弾きやすい。
- ボディにキズがついていたりネックが汚れている。
- トーンノブ(ボディについているつまみ)が斜めについている個体もある。
▼商品説明▼
高いポテンシャルで結実した充実の基本性能。ギタリストの才能を引き出すベーシックモデル。シングル、ハムバッキングともにアルニコVマグネットのピックアップを採用。アンサンブルに埋もれないタイトなサウンドを生み出します。
リアのハムバッキングPUにコイルタップ機能を搭載。シングルとハムバッキングの切り替えが演奏中にも行えます。
また、ピックアップセレクターを4ポジションに設定すれば、自動的にリアピックアップがコイルタップとなり、シングル×2基の透明感のあるハーフトーンが得られます。
操作性に優れるヴィンテージタイプのトレモロユニットにブロックサドルを採用。重量のあるブロックサドルが、豊かなサステインと深みのあるサウンドを生み出します。
PACIFICAシリーズの上位モデルと同様、リアピックアップをピックガードではなく、エスカッション方式でボディに直接マウント。ボディの振動をピックアップがダイレクトに受け止め、迫力のあるダイナミックなサウンドを出すことができます。
白・黒・白の3プライのピックガードを採用。黒のラインがシャープさと高級感を演出します。
Epiphone / エピフォン
Les Paul Studio
世界的ギターメーカーGibsonの廉価ブランド、EpiphoneのLes Paul Studioです。
国内外問わず様々なメーカーから「レスポールタイプ」のエレキギターは発売されていますが、「レスポール」を製造販売しているのはGibsonとEpiphoneの2社しかありません。
- ネックやボディは手に馴染むような感覚で心地いい。
- ハムバッカーのピックアップからの音質は癖もなく素晴らしい。
- フレットにバリがあったり、トグルスイッチに不具合が出る個体もある。
高価なギターですが、本物のレスポールギターをお求めの方は考慮されてはいかがでしょうか。
▼商品説明▼
エピフォン・レスポール・スタジオは、“Inspired by Gibson”コレクションを構成する1モデルです。
80年代にリリースされた製品の現代版として位置づけられており、もともとはクラシックなデザインのレスポール・サウンドを追求しているが、余分な装飾は抜きで、より軽量なギターを求めているプレイヤー層に向けたモデルです。
エピフォンの開発によるアルニコ Classic(ネック)& アルニコClassic Plus(ブリッジ)のハムバッカー・ピックアップ、世界標準のGroverマシンヘッドを搭載。フィニッシュは、アルパイン・ホワイト、エボニー、ワイン・レッド、スモークハウス・バーストの4色をラインアップ。
ちなみに、アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」で登場するレスポールは「Gibson Les Paul Custom」というギターで、めちゃくちゃ高価なのに品薄という状態です…
まぁ余裕のある方は買ったらいいんじゃないっすか
上記の「Gibson Les Paul Custom」の廉価版のギターが「Epiphone Les Paul Custom」で、こちらも人気で品薄です。
Squier / スクワイヤー
Affinity Series
泣く子も黙る世界的ギターメーカーFenderの廉価ブランド、SquierのAffinity Seriesです。
廉価版と言えど、Fender Japanの管理の下で製造販売していてしっかりとFender品質のギターです。
- フィット感のあるネックで握りやすく、フレットの仕上がりも素晴らしい。
- ボディーが軽いだけでなく、カラーリングも値段相応かそれ以上。
- ブリッジやピックアップ、ペグなどは逆の意味で値段相応。
- 通常のストラトキャスタータイプは22フレットですが、こちらは21フレットですので注意!
廉価ブランドのギターはどうしても本家と比べられてしまいますが、コスパ最強!との意見が多いように感じました。
▼商品説明▼
Squier Affinity Series Stratocasterは、伝統的なFenderファミリーへの入り口として、伝説的なデザインと典型的なトーンを備えたギターです。
このStratocasterは、薄くて軽量なボディ、スリムで快適な”C”シェイプネック、優れたアーミング奏法をサポートする2点支持トレモロブリッジ、スムーズで正確なチューニングを提供するスプリットシャフト付きシールドダイキャストチューニングマシンなど、プレイヤーフレンドリーな洗練された機能を備えています。
ジャンルを超えたサウンドバリエーションを実現する5ウェイスイッチングのSquier Single-Coil Stratocasterピックアップを3基搭載し、あらゆるステージであらゆるプレイヤーに寄り添うことができるモデルです。
Squier Affinity Seriesは、ストラトキャスターだけでなく、テレキャスター、ジャズマスター、セミアコなど様々なタイプを展開しています。
Fender / フェンダー
Made in Japan Junior Collection
泣く子も黙る世界的ギターメーカーFenderの傘下、Fender JapanのJunior Collectionです。
ジュニアコレクションの名の通り、一般的なボディサイズよりコンパクトに作られています。
- ネックが握りやすいので初心者さんだけでなく、握力が弱いお子さんや女性にも安心。
- ボディもコンパクトで取り回しがしやすく、軽量にも関わらず音の鳴りは悪くない。
- ボディの材質上パーツのネジが緩みやすく、テンション(弦の張りの強さ)がキツイ個体がある。
高額ではありますが、一生ものの代物だと思います。
▼商品説明▼
Made in Japan Junior Collection Stratocasterは従来のFenderのルックスを纏いながら24インチのショートスケール指板を採用した、これから楽器を始めるエントリープレイヤーや若年層への新しい選択肢の一つとなるギターです。
24インチスケール指板がコードを押さえやすさと押弦時の指への負担を軽減し、約94%にスケールダウンしたコンパクトなボディと新しいボディキャビティ設計により軽量化を実現することで、より高い演奏性を提供します。
搭載している新設計のJunior Collection Modified Single Coil Stratocasterピックアップは、ブライトなフェンダーのStratocasterトーンが得られます。
ヴィンテージタイプのチューナーとヴィンテージスタイルサドル付きの2点支持トレモロブリッジにより、チューニングの安定性を確保しています。
Junior Collectionも、ストラトキャスターだけでなくテレキャスター、ジャズマスターを展開しています。
Gio Ibanez / ジオ・アイバニーズ
GRX70QA
こちらは攻めたデザインでおなじみのIbanezより、お手頃シリーズのGio Ibanez GRX70QAです。
かなり奇抜なカラーリングが特徴のGRX70QAですが、ギターのスペックで言えば手放しでおすすめできるほどのギターです。
先述のSquier Affinity Seriesと肩を並べるほどコスパ最強!かもしれません。
▼商品説明▼
Ibanezが世界のトップ・ミュージシャンたちとの交流の中で培ってきたノウハウを基に“抜群の弾きやすさ”と“多彩なサウンド”を低価格で実現したGIO Ibanezシリーズ。
初心者にも扱いやすいシンプル設計のRGタイプです。伝統的なストラトの要素が融合されたデザインとS-S-Hレイアウトのピックアップは、幅広いジャンルに対応できます。GRG70QAは高級感あふれるキルテッドメイプルデザインのボディが魅力のモデル。ジャンルを選ばず使用可能で、ハイパワーなピックアップにより特にロックサウンドにマッチします。5通りのサウンドバリエーションにより、ポップスから激しいロックまで幅広く対応。弾きやすさを重視したネックが特徴で、最初の1本として非常におすすめなギターです。
その他の格安ブランド
ここまで本当におすすめの初心者セットをご紹介しましたが、初心者セットを販売しているギターブランドはまだまだあります。
例えば、
- 格安ギターブランドの王道、Legend
- 格安ギターブランドの雄、Photogenic
- 楽器プレイヤーならだれもが知っているサウンドハウスが手掛けるPLAYTECH
などがあります。
かなり手ごろな価格ですので気になる方はチェックしてみてください。
とりあえずこれだけ揃えとけば大丈夫!
ここまで初心者セットを紹介してきましたが、「結局ギター始めるには何があればいいの?」という疑問にお答えします。
最低限、これだけあればギターを弾き始められるよ!というアイテムをピックアップしました。
弦
まぁ当然ですね。弦がないと音鳴りませんからね。
また、初心者さんは3セットパックの弦をおすすめします。弦を張り替えるときに切ってしまう場合があるからです。
下記でおすすめしている「アニーボール」の弦ですが、世界中のプロからアマチュアまで幅広いプレイヤーから愛され続ける弦の定番ブランドです。
また、「ELIXIR(エリクサー)」の弦は先述のアニーボールより高価ですが、弦の表面に特殊なコーティングが施されており、サビにくくなっています。
「こまめに弦を変えるのが面倒」という方におすすめです。
チューナー
せっかく弦を張ってもチューニングができないと話になりません。
オーソドックスなクリップタイプのチューナーをおすすめします。
安価なものでも高価なものでもチューニング性能は大差ないので、安価なもので十分だと思います。
ちなみに高価なものだとメトロノーム機能が搭載されているものもあるようです。
ギタースタンド
ギタースタンドは持っておいた方がいいと思います。
ハードケースならまだしも、ソフトケースに保管しておくとギターを出し入れする際にボディにキズがついてしまう恐れがあります。
また、せっかく購入したあなたの大切な相棒を倒してしまった日には目も当てられません…
ピック
まぁ持っておいた方がいいでしょう。
初心者さんはどんな形状のピックがいいかわからないことがあると思いますので、複数の形状のピックが入ったものがおすすめです。
上記4つのアイテムがあればギターを弾き始めることができます!
最後に
いかがでしたか?
この記事ではエレキギター初心者におすすめのギターセット6選を紹介しました。
正直、あまりにも低価格のギターセットを購入すべきではないと思います。
あなたが本当に気に入ったギターを購入するということが一番だと思います。
安価で買える初心者用エレキギターのメリット・デメリットをまとめた記事もあるので是非ご覧ください。
私はZO-3シリーズの「DIGI-ZO」を飼っていますが、飽きの来ない素晴らしい相棒と出会えたと思っています。
ちなみに「DIGI-ZO」の取扱説明書を画像付きで分かりやすくまとめた記事がありますので、「DIGI-ZO」の飼い主の方や「DIGI-ZO」を飼ってみたいという方は是非ご覧ください!
また、私の自己紹介をした記事もありますので暇な方はご覧ください。
今回は以上!
ありがとうございました!
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